(Original)住之江区の歯医者の藤浪歯科です。 今回は「ホワイトニング」に関してのお話vol.2です。 皆様は「ホワイトニング」と「クリーニング」の違いをご存知でしょうか。 よく似ているので混同してしまいがちですが、これは「神社」と「お寺」くらいの大きな違いがあります。「カレー」と「ハヤシライス」くらいの大きな違いがあります。 ・ホワイトニング 　歯の内部に作用して、歯そのものの色を薬剤で化学的に白くしていきます。 　ホワイトニングでは、歯石やステインなどはとれません。 ・クリーニング　 　歯の表面に付着したステインなどの汚れを専用の器具で機械的にとっていきます。 　ホワイトニングを行う場合、前処置として必ずクリーニングを行う必要があります。 汚れた床に直接ワックスがけをする人はいないように、クリーニングなしのホワイトニングでは、効果は期待できません。また、歯の表面がきれいでなければ、本来の歯の色もわかりません。そして、もっとも重要なのは、理想的な歯の美しさは健康をベースにしたものであるということなのです。 ホワイトニングについて友人からこんな質問を受けました。 Q：「ホワイトニングって歯削れるからめちゃ歯薄くなっていくんやろ？」 こんな質問をされた私は非常に驚きました。 そう。コワモテの友人が白い歯にしようとしていることに… A：「ホワイトニングで、歯がうすくなったり、弱くなったりはしないよ」 歯の着色のもとになっているのは、歯の中にある有機性の着色物質です。歯の漂白のメカニズムは、ホワイトニング剤の成分がこの着色物質を分解し、色の薄い物質に変化させます。歯の表面の改質を行うわけではありませんので、歯を弱くしてしまうことはありません。このことは、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」も、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」も同じです。 また、この「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」どっちがいいか問題に関しても皆様のご興味をひくところではあると思います。 このお話は次回以降にさせていただきます。